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退職代行について

退職代行を利用するメリット6つと退職代行を使う人の特徴9つ

退職代行を使う理由 退職代行について
この記事は約11分で読めます。

退職代行とは、本人に代わりに会社に退職の意思を伝えて、退職するための手続きを進めてくれるサービスのことをいいます。

退職代行を利用するメリットは大きく分けて6つあります。順にご説明します。

退職代行サービスを利用するメリット6つ

1.退職手続きを進めることができる

様々な理由で退職手続きの一歩踏み出せない場合には、退職代行サービスを利用することで、退職手続きを進めることができます。

「突然辞めたら無責任ではないか」「辞めたいと言ったら嫌味を言われるんじゃないか」などと考え始めると、なかなか退職の意思が固まらないのではないでしょうか。特に、パワハラ上司がいたり、反対にお世話になっている先輩がいたりする場合、「辞めたい」と言い出すには心理的ハードルが高く、なかなか切り出しにくいものです。

いざ退職の意思が固まっても、なかなか自分で退職の意思を伝えることが出来ない人にとっては、退職代行を使うメリットがとても大きいです。

2.上司や人事と直接やり取りせずに済む

退職代行サービスを利用することで、上司や人事など、会社側とのやり取りを全て退職代行業者に任せることができます。

退職代行業者は「本人に直接連絡しないように」会社に強く念を押してくれますので、多くの場合、会社からご本人に連絡が来ることはありません。(稀に会社側が無視して連絡してくることがありますが、スルーして退職代行業者にお任せしておいて構いません)

特に職場での人間関係が良好ではない方にとっては、退職意思を伝えるだけでも相当の勇気がいるものです。会社や上司との関係によっては、退職のやり取りをすること自体が大きな肉体的・精神的な負担となりえます。

退職代行サービスを利用すれば、そういった負担から解放されるため、大きなメリットと言えます。

3.確実に会社を辞めることができる

(退職代行を使わずに)ご自身で「退職したい」旨を伝えると、会社側から次のようなことを言われる恐れがあります。

  • 後任が育つまで待って欲しい
  • 人手不足が解消されるまで辞めないで欲しい
  • このクソ忙しいときに辞めたいだなんて非常識だ
  • 恩返しするまで(長年勤めて会社の利益に貢献する)辞めさせない
  • 退職したら訴えてやる

どれも横暴な言葉で実行すれば違法ですが、強い口調で言われると、退職を躊躇したり意思を貫けず取り下げたりしてしまいがちです。

上司からの引き留めや説教が続き、それでも説得出来なければ上司から同僚へ話がいき、同僚からも執拗な詮索や引き留めが始まる・・・地獄ですね。

退職代行業者は粘り強く退職の意思を伝達してくれるため、自力では退職できない状況でも、退職代行を利用すればスムーズに退職することができます。ブラック企業でも辞めることができます。

会社側からの引き留めや説教を受けることなく、淡々とスムーズに退職手続きを進めることができる点で、退職代行サービスを使うメリットが大きいです。

4.実質的に、即日退職ができる

ご自身で退職意思を伝えた場合、その場で辞められるケースは少ないです。

少なく見積もっても、数日~数週間は出勤しなければいけないケースが多いことでしょう。上司に退職意思を伝えてから退職日を迎えるまでの間、同僚たちと一緒に働くことに気まずく感じる方も少なくありません。

また、退職を伝えてから嫌がらせを受ける(業務内容が大幅に変わったり、周囲から口をきいてもらえなかったりする)ケースもあると言います。

一方で、退職代行サービスを利用すると、「退職の意思を伝えてから退職日までの期間」を有給消化か欠勤扱いで処理するよう手配してくれます。

つまり、退職を伝えた日から「実質即日退職」が実現し、出勤することなくそのまま会社を辞めることができますので、嫌がらせを受けたり気まずい想いで仕事をしなくて済みます。特にパワハラやいじめを受けている場合は、上司や同僚と顔を合わせないことが大きなメリットとなるのではないでしょうか。

5.未払の残業代や有給の交渉ができる

労働組合か弁護士の退職代行サービスを利用した場合に限りますが、未払いの残業代や有休の交渉が出来る点で大きなメリットがあります。

自力で退職する場合でだと、やっとのことで退職の意思を伝えることが出来たとしても、「きちんと未払い残業代を支払ってください」「退職前に有給は全部消化させてもらいます!」とまではなかなか言えません。会社側に無視されることもあります。

しかし、退職代行サービスを利用すれば、退職代行業者が会社と交渉してくれますので、残業代も有給もしっかり受け取ることができます。泣き寝入りする必要はありません。

6.私物の整理や貸与物の返却のために会社に行かなくてよくなる

退職するとなると、会社から貸与されている物品(社員証・制服・靴・健康保険証・ロッカーキーなど)もきちんと返却しなければなりません。

また、会社に私物の文房具などを持ち込んで業務の効率を上げている人も多いです。

計画的に辞めるために、貸与物を置いてきたり私物を回収したり対処済みの人も中にはいらっしゃるかもしれませんが、そういう人ばかりとは限りません。

本来であれば、退職の際は、会社に赴き、自分で貸与品や私物を整理するのが一般的なのですが、退職代行サービスに依頼すれば、貸与品の返却や私物の回収の為だけに会社へ行かなくても済みます。

退職代行業者へは、私物について処分して欲しい物・返却して欲しい物を事前に説明しておき、貸与品の返却方法などと併せて、会社へ伝えてもらうと良いでしょう。

退職代行はどんな人が利用する?特徴9つ

退職代行サービスを利用する人にはどのような人がいるのでしょうか?

退職代行サービスを使う人によく見られる特徴を9つご紹介します。

1.真面目な人

真面目な人ほど「退職したい」と言い出しにくく、退職代行サービスに頼る人が多いです。

(バックレずに退職代行サービスを使ってでも辞めようとするあたりがとても真面目です)

お世話になっている上司や先輩、自分の下についてくれている部下や後輩のことを考えると、途中で退職することが「裏切り」に感じられて、なかなか退職に踏み出せない方もいらっしゃいます。「自分が辞めたら、誰かがその仕事を引き受けねばならない、申し訳ない」と考えてしまうようです。

確かに、あなたが辞めると職場は少しバタバタします。しかし、従業員1人が辞めたくらいで、組織が壊れることはありません。しばらくするとみんな新しい体制や業務に慣れ、何事もなかったかのように回り始めるはずです。

それでも、真面目な人ほど自分で退職の意思を伝えることにハードルを感じるようです。

2.気が弱い人

気が弱い人・内気な人・引っ込み思案な人も退職代行サービスに頼るケースが多いです。

そもそも「退職したい」と言い出すことが出来なかったり、仮に退職の意思を無事伝えることが出来たとしても、会社側が難色を示した場合、その場で意思を貫き通すことや言い返すこともできずに退職を断念してしまうこともありえます。

上司や人事部の前で自ら退職を伝える行為自体が辛く嫌だという人もいます。

退職代行サービスを使えば、退職代行業者が代わりに退職の意思を伝えてくれますし、会社側から理不尽なことや嫌味を言われても間に入ってクッションになってくれますので、ストレスなく退職手続きを進めることができ、気が弱い人でも安心してお任せできます。

3.職場でハラスメントを受けている人

職場でハラスメントの被害を受けている人も退職代行サービスに頼る人が多いです。

ハラスメントには、「パワハラ」「モラハラ」「セクハラ」などがありますが、特に1番多いのはパワハラを受けている人です。パワハラには殴る蹴るなどの物理的暴力だけでなく、言葉で攻撃する精神的暴力も含まれます。

  • 他の社員よりも明らかに難しいノルマを課す
  • 些細なミスを執拗に責める
  • みんなの前で大声で叱る
  • 日常的に「クズ」「死ね」などの暴言を吐く
  • 機嫌が悪いと物を投げる
  • 無視する

など、ひどい仕打ちをしてくる上司に、面と向かって「退職します!」なんて言えないものです。退職代行サービスに頼る人が多いです。

4.退職の意思を上司が聞き入れてくれない人

「辞めたい」と上司に退職の意思を伝えたものの、聞いてくれないケースがあります。

  • 「プロジェクトが完了するまで」
  • 「人手不足が解消されるまで」
  • 「後任が育つまで」
  • 「契約期間が満了するまで」
  • 「恩返しするまで(長年勤めて会社の利益に貢献する)」

などのように、会社の都合を押し付けて難色を示し退職を渋るケースがあります。

労働者には、退職する権利が認められており、正社員の場合なら退職申し入れの日から2週間で退職できますし、契約社員の場合でも勤続1年以上経過しているかやむを得ない事情があれば退職できます。

そのため、弁護士などに依頼して徹底的に争えば間違いなく退職できます。「大事にしたくないけどすぐに辞めたい」という方も退職代行サービスをよく利用する傾向にあります。

5.仕事が原因で心身に限界を感じている人

長時間の残業などの劣悪な労働環境や人間関係など、仕事が原因で心身に限界を感じている人も退職サービスを利用する人が多いです。

我慢の限界を迎えてしまうと、「これ以上叱責されたくない」「引き止められたくない」「一刻も早く会社との縁を切りたい」と感じる人が多いです。

限界状態の場合、退職代行を利用することで直接上司と話すことなく心身の負担を最小限に抑えつつ退職できるので、退職代行サービスが人気です。

6.仕事が原因で既に体調を崩している人

限界を超えて既に体調を崩してしまっている人も、退職代行サービスを利用するケースが多いです。

特に多いのが精神疾患で、疲労やストレスが原因でうつ病や適応障害、パニック障害などを発症してしまっている人も珍しくありません。

退職したい理由が心身の不調等である場合は、仕事をするどころか、出社したりコミュニケーションをとったりすること自体がとても困難といえます。また、無理して職場に出向くことで負担がかかり病状の悪化につながりかねません。

自分で退職の意思を伝えようにも、病気のせいで、自分の意見を正しく伝えるのが難しくなります。

退職代行を利用すれば、出社することも上司と話すこともなく退職することが可能ですので、退職代行サービスに頼られるケースも多いです。

7.入社したばかりで退職を言い出しにくい人

入社したばかりで退職が言いづらい人も、退職代行を利用しています。

そもそも、「入社前に聞いていた労働条件と違う」「サービス残業が当たり前」「職場いじめがある」などの状況に直面したら、入社の時期に関係なく「会社を辞めたい!」と思って当然です。

特に入社したばかりだと次のように上司からの強い引き止めにあうことも考えられます。

  • 「これくらいのことで辞めるようではどこに行っても通用しない!」
  • 「ウチでダメならどこに行っても通用しない!」
  • 「3年ももたない奴がどこに行っても通用しない!」

未だにこういう上司はいます。

入社したばかりの会社を退職代行を利用して辞める新入社員もそれなりに多いです。

8.とにかく今すぐ辞めたい人

会社の人間関係や労働環境などに以前から悩んで散々苦しみつつ、退職を言い出せずにいて、ある時突然ぷつっと糸が切れてしまうこともあります。

「もう二度と会社に行きたくない!」「一刻も早く会社との縁を切りたい!」という人も退職代行サービスを利用して仕事を辞めるケースが多いです。

9.未払いの残業代や未消化の有給が欲しい人

退職の意思を伝えることは自力で出来ても、未払いの残業代や未消化の有休についてまでなかなか交渉することは出来ません。

そもそも、今まで残業代や有給をくれなかった会社に「きちんと残業代を払ってください」「退職前に有給を全部消化させてもらいます」と言ったところで、簡単に了承してくれるわけがありません。

泣き寝入りせずに「自分の権利をきちんと行使したい!」という人も退職代行サービスを利用するケースが多いです。

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