日曜夜から月曜朝にかけては退職代行の需要が高まると言われています。
その原因の1つ、サザエさん症候群についてご紹介します。
サザエさん症候群とは
サザエさん症候群とは
サザエさん症候群(サザエさんシンドローム)とは、月曜日の仕事のことを考えてしまい、日曜日の夕方から憂鬱な気分になる現象のこといいます。主に、気分が落ち込んだり、体調が悪くなるなどの症状があります。
- 「明日から休みだ」と思う仕事終わりの金曜日の夜はとても嬉しい
- 「明日から会社だ」と思う日曜日の夜は憂鬱で仕方がない
- サザエさんの放送時間が近づくと決まって気分が落ち込んでしまう
- 月曜日の仕事のことを考えると憂鬱になる
- 明日はちゃんと起きなきゃ!と思うのになかなか眠れない
という方は、サザエさん症候群かもしれません。
サザエさん症候群の類義語
ちびまる子ちゃん症候群
サザエさん症候群同様、日曜日の夕方・夜に「翌月曜日から仕事に行かなければならない」と思うと、ひどく憂鬱な気分に陥ってしまう症状をいいます。
「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」に限らず、競馬中継や「笑点」、「大河ドラマ」など別の番組がトリガー(引き金)となる人もいます。
月9症候群
月9とは、毎週月曜日21時(夜9時)放送のドラマ枠のこと。ハッピーマンデーにより、祝日の一部が月曜日に移動し、土曜日・日曜日と合わせて3連休となることで、サザエさん症候群が3連休最終日の月曜夜に起こる現象も確認されています。
日曜日の恐怖(Sunday Scaries)
サザエさんが放送されていない英語圏では、「Sunday Scaries」があります。直訳すると「日曜日の恐怖」です。
症状はサザエさん症候群と一緒ですが、日曜日の恐怖(Sunday Scaries)では、二日酔いが大きな症状の1つとして挙げられています。
日曜の夜の憂鬱(Sunday Night Blue)
「日曜日の恐怖」(Sunday Scaries)は、日曜の夜の憂鬱(Sunday Night Blue)と呼ばれることもあります。
憂鬱な月曜日(Blue Monday)
日曜日の夕方・夜に酷く憂鬱な気分に陥ってしまう症状は、世界的には「憂鬱な月曜日」(Blue Monday)と言われ、休日明けの月曜日は憂鬱なものとして広く認識されています。
月曜の朝症候群(Monday Morning Syndrome)
「憂鬱な月曜日」(Blue Monday)は、「月曜の朝症候群」(Monday Morning Syndrome)と呼ばれることもあります。
憂鬱な月曜日は自殺率も高まる
一週間の中では月曜日、更に月曜の早朝に自殺する人が一番多いそうです。
サザエさん症候群の症状
「サザエさん症候群はうつ病に似ている」とも言われます。
- 気分が落ち込む・憂鬱
- 焦燥感や不安を感じる
- 動悸がする
- 倦怠感が酷い
- 胃が痛い
- 頭痛がする
- 食欲がない
- 下痢
- 発熱
- よく眠れない
いずれも重症ではなく、会社を休むほどの症状ではないのが特徴です。また、全ての人にこれら全ての症状が出るというわけではなく、「月曜を迎えるのが憂鬱」という精神症状だけの人もいます。
症状がひどい場合は毎週決まった曜日だけでなく、慢性的に・日常的に、翌日の仕事に対して気分が落ち込んでしまうこともあります。うつに近い状態と言えるので、週に何度もサザエさん症候群を感じるときは医師に相談するべきです。
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うつ病とサザエさん症候群の違い
気分が沈み込みという点においては、うつ病もサザエさん症候群も同じですが、サザエさん症候群は、うつ病とは違って、日曜(※平日休みの人の場合ならその休みの曜日)の夕方や夜から月曜(※休日の翌日)にかけてという決まった条件のもとに現れます。
※うつ病の場合は、症状が出るのが特定の曜日に限定されず、継続的に落ち込んだ状態が続くのが特徴です。サザエさん症候群の場合はうつ病のような継続性はありません。
サザエさん症候群の原因
1.仕事への不満
サザエさん症候群を発症する原因で一番有名なのが「仕事への不満」です。
多くの人にとって、仕事は人生や生活の大部分を占めており、切っても切り離せないものです。毎週のようにサザエさん症候群を自覚する場合は、職場環境や担当業務があなたに合っていないのかもしれません。
特に次のような職場環境にいる方は、退職・転職を検討した方がよさそうです。
- 求人票や会社説明会、面接などで聞いていた労働条件と異なる
- 新人教育の体制が整っていない(誰も仕事を教えてくれない)
- いじめやハラスメントで人間関係が悪い
- 既に心身の健康を害している
2.不規則な生活リズム
生活のリズムが整っていないと、サザエさん症候群を発症するリスクが高まります。睡眠や食事のリズムが平日と休日で全く違う生活をしていると、体内時計が乱れてしまい、肉体だけでなく精神面にも影響を与えることになります。
次のいずれかに当てはまる人は要注意です。
- 平日と休日で寝る時間・起きる時間が変動する
- 日曜日は昼過ぎに起きる
- 睡眠時間が短い/睡眠の質が悪い
- 小食/過食など食欲が極端である
- 運動習慣がない
3.休日にストレス解消が出来ていない
何も没頭できるものがなく、休日は何もせずダラダラ家で過ごすという人は、日々のストレスがうまく解消できていないかもしれません。
また、逆に、休日にはあれもしようこれもしようと忙しく過ごす人も、リフレッシュどころか自分自身を疲弊させてしまって、ストレス解消が出来ていない可能性があります。
4.人生の充実を感じていない
「人生が充実している」と感じられない人は、サザエさん症候群を発症する可能性があります。
たとえば、「毎日が同じことの繰り返しでつまらない」と感じている人は、仕事が辛いと感じてしまいがちです。また、プライベートに充実感がなければ、仕事へのモチベーションも上がりません。
サザエさん症候群の予防・対処法
1.ストレッサー(ストレス源)を特定する
効果的にストレスを解消して憂鬱な気分を和らげるためには、ストレッサー(ストレス源)を特定して「何がストレスの原因となっているのか」「どうして憂鬱になるのか」を突き止める必要があります。
仕事にストレスを感じているのであれば、異動や転職をして環境を変えるという選択肢もあります。
2.ストレスを溜めない
気分転換をし、ストレスを溜め込まないように心がけることが大切です。日頃からご自身に合ったストレス解消法を実践しましょう。
ただし、食事やアルコールに頼りすぎることは、摂食障害や急性アルコール中毒などの別の問題を引き起こす可能性があるため、あまりオススメできません。
3.規則正しい生活を心がける
日曜日の夕方に憂鬱な気分になる人はまず生活習慣を改め、早寝早起きとバランスの良い食事を心がけましょう。
「質の良い十分な睡眠」と「バランスの良い健康的な食事」が、ストレス対策に効果的であることが多くの研究で実証されています。
質の良い睡眠は緊張をほぐし、ストレスに対する耐性を高めてくれます。よく眠り、一日の疲れはその日のうちに癒しましょう。なお、起きる時間と寝る時間を一定にすると、規則正しい生活リズムを作りやすくなります。
また、ストレスが溜まっているときには、過食したり、逆に小食になったりすることがありますが、そういうときこそ食事習慣を見直し、バランスの取れた食事をとることが大切です。
睡眠や食事に不安や悩みを抱えている人は、専門医に相談してみましょう。
4.運動の習慣をつける
身体活動には、ストレスを軽減する効果があります。(※軽い運動をすると分泌される脳内物質「セロトニン」には精神の安定や安心感・幸福感をもたらす効果があります)
運動を習慣づけ、日常的に体を動かす時間をつくることのメリットは、健康増進だけではありません。緊張を和らげ心身をリラックスさせる運動は、ストレス管理にも役立つと言われています。また、ストレスに強い身体づくりにも役立ちます。
おすすめはウォーキングです。いつでもどこでも行え、費用もかかりません。運動をする習慣が全くない人は、1時間に1度は必ず席を立って数歩歩くところから始め、エスカレーターやエレベーターではなく階段を使う、15分歩く、30分歩く、など徐々に距離を伸ばしていくと良いでしょう。
継続することが大切です。ご自身に合った運動を習慣化しましょう。
5.趣味を持つ
自分が夢中になれる何かを見つけることは、人生において非常に大切な要素です。
特に「趣味がない」という人は、趣味を見つけてプライベートを充実させることで、サザエさん症候群の予防に役立ちます。
趣味に没頭すれば適度にストレスを解消できますし、仕事も趣味のためと割り切れるようになります。
6.同じ境遇の仲間同士で悩みを共有する
他人と交流することで、ネガティブな感情を和らげられるかもしれません。
特に、価値観が同じ人に悩みを聞いてもらったり、同じ境遇の仲間同士で悩みを共有することで、ストレス発散の手助けになったり気持ちに整理がついたりします。「うん、うん」と聞いてもらうだけで、ずいぶんと気が楽になるのです。相手が専門家でなくても、アドバイスをくれなくても、話しているだけで、頭の中が整理されるため、問題解決の糸口が見つかることも少なくありません。
なお、ストレスについて話せる相手がいない場合は、自分の気分を文字に起こして文章化してみると、問題が明確になったり、新しい視点が見つかるかもしれません。
7.週はじめは軽めのタスクでスタートをきる
休日明けから重いタスクばかり入れると前日に憂鬱になりやすいです。
重要な商談や、プレッシャーがかかるプレゼン会議などは、休日明け一発目のスケジュールに入れないようにしましょう。簡単なメールチェックなどから始めて徐々にエンジンをかけると良いです。
8.自分へのご褒美を用意する
月曜日から仕事が始まるとしても、仕事が終わった後に「楽しみ」があれば、逆に次の週が待ち遠しくなります。
週末の金曜日の夜から日曜日にかけて楽しい予定を入れておきましょう。
9.本当に辛いときは逃げる
本当に辛いときは、辛い環境から逃げ出しましょう。
ここまで挙げてきた対策を実践してもサザエさん症候群の症状が改善されず、憂鬱な気分を手放せないようであれば、「逃げる」という選択肢も検討しなければなりません。ストレスを感じながらも我慢して働くと症状が深刻化する恐れがあります。
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