2023年4月1日放送の「村上信五くんと経済クン」で退職代行サービスが紹介されていました。
番組情報
番組名 | 村上信五くんと経済クン |
放送局 | 文化放送 |
放送日時 | 2023年4月1日(土) 午前9:00~10:00 |
特集名 | 需要が増えてる?退職代行ビジネスと経済! |
出演者(敬称略) | パーソナリティ:村上信五 (関ジャニ∞) アシスタント:坂口愛美 (文化放送アナウンサー) ゲスト講師:新野俊幸 (EXIT株式会社代表) |
番組紹介 | 「経済初心者」の村上信五が、ゲストの方に教えを請いながら「お金」に強くなってゆく番組です。 新年度最初の講義は「退職代行ビジネス」。 今「退職することを自分で言えない人」が増えている?退職代行ビジネスに迫ります。 |
番組ホームページ | https://www.joqr.co.jp/qr/program/murakami/ |
放送内容まとめ
退職代行サービスのハイシーズンは?
5月は、退職代行サービスのハイシーズン(1年中で最も依頼が集中する時期:繁忙期)。
新入社員が4月に入社して、1ヵ月間勤務して「やっぱり違うな」と思ったりして、退職することが多い。「五月病」というのは本当にあるのだなと感じる。
退職代行サービスの利用者はどういう人が多い?
20代前半の人が多い。
昔は会社の情報がオープンではなかったが、今は仕事内容や年収などを調べれば簡単に出てくる。他の会社の状況が見えやすいため、自分の会社と比較しやすく、早めに退職する若者が増えているのではないか。
巫女さんなど意外な職種から依頼が来ることも多いそう。
印象的だった退職理由は?
辞める理由は様々だが、セクハラなどを理由に辞める人もいる。社長からセクハラされて部長に相談したらその部長にセクハラされたなど…。「辞めるまでの期間も何をされるか分からず怖いため、退職代行サービスを申し込んだ」という人もいる。
退職代行をお願いする場合はどういう手順を踏めば良い?
会社に行きたくなければ、退職代行に依頼した時点で行かなくて良い。
法律上は退職届を出してから2週間で辞められる。しかし、その2週間も出社の義務はなく休める。退職の意思さえ出してしまえば、極論明日から行かなくて良い。退職届さえ出せば辞められる。辞めたくても言えない雰囲気にしている時点で、会社側にも責任がある。
ただ、気持ちの面や引継ぎ、会社に置いた私物が気になって決断できない人が多い。
新野俊幸さんが退職代行サービスを始めようと思ったきっかけは?
自分が会社を辞めづらかった経験から。
最初、通信大手の会社に入ったが、上司との関係性が悪く1年で退職。その時、家族や友達など周りの人に相談したが、全員に「まだ早い」と引き留められた。「自分の人生なのになぜこんなに周りから止められるんだろう」と違和感があった。その声を無視して辞めた経験を3回くらい繰り返した。
3社目では活躍していたが、それはそれで「君がいなくなったら困る」と言われて辞めづらかった。どんな状況でも会社は辞めづらく、「同じようなことで悩んでいる人がたくさんいるのではないか」「少しでも退職に悩む人たちの力になりたい」と思い、退職代行サービスを始めた。
なぜ日本は仕事を辞めることに寛容ではないのか?
集団意識が非常に強いため。
また、続けることが美徳とされていて、すぐに辞めることに対して罪悪感を抱いてしまう。これはひとつの呪いではないか。
退職代行利用での退職が「筋を通してない」という意見についてどう思う?
筋を通すのは一見カッコイイことだが、筋を通すことを優先して潰れてしまうと意味がない。それを苦に自殺してしまう人もいる。
まずは自分の幸せを優先して考えて、自分の人生を生きることが大切。
radiko「村上信五くんと経済クン」
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【2023年4月1日放送分はコチラ!】
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まとめ
番組を聴いての感想
もちろん、ある程度の忍耐は必要です。与えられた環境で頑張ることは素晴らしいことです。
しかしながら、「頑張ること」と「ブラック環境に耐えてストレスを溜めながら我慢すること」は違います。また、自分の意思を自分で伝えることは大切ですが、それよりも大切なことがあります。心と身体の健康は、一度壊してしまったら元に戻すのにとても長い時間を要します。(時間をかけても完全に戻らないこともあります)
退職を伝えることが強いストレスになったり、様々な事情があって言いにくい場合は、退職代行サービスに頼ることも選択肢の1つだと思います。
「退職代行サービスを活用して、胸を張って堂々と退職をする人が増える社会になればいいな」と思います。
本当に辛いときは退職代行を使って辞めてもよい
「仕事が辛い」「辞めたいけど言いづらい」「退職届を受け取ってもらえない」などの事情がある方は、退職代行を使って会社を辞めてもよいのです。退職代行を使えば、会社に出社したり、上司と直接話したりすることなくスムーズに辞めることが出来ます。